ジャカルタより車で2時間のところにあるとある町。
今回に限ってはデリケートな部分があるため実際に名前は出せないが、
とある商材のメーカーの村に寄った。
そこはまるで映画にでてくるような正しく「集落」だった。
そこで今回の目当ての商材を作っている人にあう。
日本人がくるのは2人目だと、彼はいっていた。
その話の中で、その「1人目」の日本人の話になる。
そのメーカーの人はその「1人目」に相当な不満をもっているようだった。
私の予想では、日本人特有のマニアック商材だけに、
そのもの自体に「価値」のわからない現地の人間をうまく利用して
設けている専門の商人のように感じた。
つまりは、アイデアや労力をこのインドネシアの集落にまかせ、
儲けの大きな部分を自分で持っていってしまっているというような話だ。
だが、現地の人間から見れば、その取引がなくなってしまえば死活問題になるわけで、
文句も言えない状態らしい。
こういった話も、その昔大航海時代の西洋の商人と現地の問題にそっくりである。
私は友人Sと常々思っていることは、
出来る限り「フェアトレード」で回せるところまで挑戦することである。
どっちが笑っていなくてもダメなのだ。
そのためには日本での活動も重要となり、インドネシアでは「信頼」がカギとなる。
「甘い」と言われればそれまでだが、私はあえて挑戦を選ぶ。
今まで、ただお金も儲けるためのビジネス案しか考えてこなかったが、
そこに「社会的ポリシー」が加わることにより、
そのビジネス案がより強固になると信じている。
先を指し示し、人に呼びかけるもの。
「社会的ポリシー」はビジネスとしては難しくなるが、一つの大きな「武器」にもなる
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