昨日16日は34回目の誕生日であった。
この世に「生」を成してから34回りか・・・
時が経つのは早いものである。
20代前半の頃は、30過ぎなんて「おっさん」、もしくは「オトナ」というイメージだった。
30を4歩も進んでみたが、全くそんな気はしない。
まだまだこれからだと思っている。
未熟なところもたくさんある。
考えてもみれば、我が父と母が同じ年のときは、もうすでに私がこの世におり、
私の最古の記憶が残っている頃はちょうど同じくらいの年だったのだ。
若かっただろうし、未熟なこともあっただろう。
苦労や葛藤もあったに違いない。
そんな中、私を育ててくれたわけだ。
そんなことを考えると感慨深いものがある。
365日1周という暦というものは、人の知識の中でも物凄い発見だと思う。
1年という節目で、人はいろいろなことを考える。
心の切替もできる。
自分を「ものさし」で測ることができる、比較もできる。
そうして、「世代」をめぐり、今の私、そしてこの世界がある。
昨日は「永遠の0」という映画を観てきた。
日本の戦争時代、「ゼロ戦」と呼ばれる、当時最新鋭の戦闘機が描かれ、
他国の技術の進歩と共にその性能、そして優秀なパイロットが散っていく中、
大日本帝国が最悪の作戦「特攻」という戦略をたて、
その作戦が決行される中で戦う一人のパイロットの話だった。
全ての国民が「右向け右」を強制された時代。
あんな時代がたかが約「70」年、約70回この周期をさかのぼっただけで、
現実の世界だったのだ。
とても信じられない。
だからこそ、今をしっかりと生き、また先へ繋がるように、
ほんの小さな力かもしれないが、その「一粒」となっていきたい。
なにより、「自分自身」の幸せを努力によって成し遂げられるような
平和な時代に、せっかく生まれたのだから・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿