今でこそ、コンビにに行けば100円で
甘くて美味しいチョコレートが簡単に手に入る時代。
しかし、それは非常に「贅沢」なことなのである。
元々チョコレートの原料である「カカオ」は
苦味と渋みが強く、決して美味しいものではないらしい。
昔のチョコレートはむしろ「薬」として扱われ、
こんなにも甘くて美味しいチョコレートを製造できる技術ができたのは
ごく最近とのこと。
つまりは「砂糖」をカカオに沁みこませる技術らしい。
結局「カカオ」はヨーロッパの貴族たちの間で流行し、
庶民に広がったものだが、
育てていたのは「植民地」のプラント。
原料を作った人々はまず、チョコレートなど口にはできなかったであろう。
「綿」同様。
原料を作る人は虐げられ、それを当時の先進国であったヨーロッパの人々が
贅沢品として使用する。
これは歴史の構図である。
そのヨーロッパが今、危機に瀕している。
世の中わからないものだ。
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